Dendrochilum cobbianum


Dendrochilum cobbianum
デンロドキム・コッビアヌム(デンドロキラム・コッビアナム)

 呼び方はデンドロキラムという方が一般的なようですが、
個人的にはデンドロキルムと呼びたいところ……。
学名の語尾によくある -tum とか、-num なんかを
それぞれ タム、ナム と呼ぶことは多いですが、これまで読んできた本を参考にすると、ツム、ヌム という方が正しいのではないかと思うのですが、どうなんだろう。 
学名の呼び方って人によってそれぞれなので通じればいいんですけどね。

ルソン島、ミンダナオ島などフィリピンの標高1,400m〜2,400mに産するデンドロキルムの一種。花茎は長さ40cmほどで、多数の花を2列につけています。

まだ入手して間もないので育て方も探り探りなのですが、
標高1,400m〜2,400mというと日本で言うところの亜高山帯にあたるので
いくら熱帯地域のフィリピンとは言え暑がるのではないかと懸念しています。



このデンドロキルム属はセロジネ属(Coelogyne)に近縁種のようですが、花が小型で多数つき、蕊柱に突起があることで区別されているそうです。


なんとも優雅な花。
まるでそこだけ時が止まったように美しい。

 種小名は栽培者の W.cobb に因むとのこと。
開花時期は秋〜冬。


アップにしすぎて画質が最悪ですが、蕊柱の側面に突起が2本あるのが確認出来ます。
この突起が2本あることで、上述したようにセロジネ属と区別されているそうです。


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参考文献:唐沢耕司. 蘭(山渓カラー名鑑) 初版.  山と渓谷社, 1996, 671p

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